写真新世紀のイベントでポートフォリオレビューを受けた話



先日、写真新世紀の創設25周年記念イベントで、ポートフォリオレビューを受けてきました。

こうゆう機会をあまり積極的に受けてこなかったのですが、結論からいえばそれは、とてつもなく勿体無いことをしていたな、と。
「こうゆうのは私よりももっと写真が上手な人が受けるもの」とかとか、まぁ色々と自分への言い訳めいたことを考えたりしていたのですが、結局はダメだしを受けるのが怖かったわけです。

でも「何のためにレビューを受けるのか?」と考えれば、答えは一つしかなく「写真が上手くなりたいから」。

ポートフォリオレビューは2日間あったのですが、私は1日目に参加させていただきました。レビューをしてくださったのは東京都写真美術館の学芸員、三井圭司さん。
レビューを受ける人たちの中には、写真集を出されている有名な写真家さんや、有名な賞を受賞された方なども多かったです。

三井さんに写真を見てもらったあと、開口一番に「美大卒?」と聞かれ、驚きながら「違います」と言ったら「じゃあ、写真学校行ってた?」と聞かれ、これまた「違います」と、そんなふうに始まりました。
この美大や写真学校に行っていた?というのが、写真として良い意味なのか悪い意味なのかはよく分からなかったのですが、基本的に写真はとても褒めてくださいました。
自分では今まで意識したことも、他の方に言われたことも無く、とても意外だったのが「色のバランス、配置がよい」ということ。
構図や内容として「写真が一枚一枚成立している」とも言われました。
それを踏まえて、改善点は写真をもっと絞ること、そして「今よりもっと写真でなんとかして行きたいなら、一旦ハッセルはドライボックスに仕舞ってください。」と。

スクエアの構図は、良くも悪くも構図が決まりやすい。だから、ナチュラルでキレイな写真になりがちになってしまう。意識してか無意識のうちなのか分からないけど、色のバランスと配置がよいのだから、これを他のフォーマットでできるようにするべき。他のフォーマットにしたとき、最初はバランスが崩れると思うけど、ちゃんと身につけて欲しい。
というようなアドバイスをくださいました。(脳内で都合が良いように変換してしまってる可能性もありますが…)

正直、「全部見透かされているな」というのを痛感しました。
色のバランス、配置云々は意識したことがなかったので、とても驚きましたが、その他の言われた部分はどこか自分で感じつつも、66に逃げてた部分もあります。
純粋にスクエアの写真は好きですし、ウエストレベルの覗き込むスタイルは自分に入り込んでいくので集中できて好きです。自分の性格にも合ってるとも思います。ですが、その分、他のフォーマットでの自分の写真を見たとき(注:仕事以外の自分の写真です)、自分の思うようなものが写っていなかったりすることも多く、66以外で撮りにくくなっていたのも事実です。

ということで、しばらくは66をお休みします。
過去の写真をInstagramにアップしたりすることはあると思いますが、今後は35mmもしくは67かな?で撮ります。
そして、またレビューを受けることができる機会があれば積極的に参加していこうと思いました。

このような機会を企画してくださったキャノンさん、そして東京都写真美術館学芸員の三井圭司さん、ありがとうございました。
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    さてさて帰る






    アホかと思うタイミングで超短期のメキシコ。
    帰国日に、搬入作業予定で正直ドキドキしてます。

    今、サンフランシスコ。
    かっこいい電話。
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      写真展『MINE』のお知らせ



      今日は、展示のお知らせをさせてください。

      今月の10月20日(火)から25日(日)まで、浅草橋のPhotonsで個展を開くことになりました。

      展示内容は、今まで世界各国をハッセルで撮影してきた写真たちです。

      以前よりずっと「私にとっての’旅’とははなんだろう?」と考えていますが、一区切りとして展示をすることにしました。
      現段階で私にとっての’旅’とは「知らなかった世界を自分ごとにする」ことだと感じています。
      自分の知らなかった他の国も、一度行くことによって身近になります。
      その国のニュースを見れば、地球儀上のその国の位置やひとくくりの観光地の画像ではなく、実際に会った人たちや空気や匂い、味、感覚を思い出します。

      旅先で出会った人、見たもの、食べたもの、嬉しかったことや悲しかったこと、全てが私の一部になっています。
      そこから、展示のタイトルも「MINE」・「私の」という意味合いの言葉を付けました。

      展示は一階と二階を使わせていただく予定です。
      Photons Art Galleryは浅草橋駅西口から徒歩1分ほどの場所です。
      期間中在廊もしておりますので、足を運んでいただければ嬉しいです。
      どうぞ宜しくお願い致します。

      赤崎えいか

      Eika Akasaki Photo Exhibition『MINE』
      Photons Art Gallery
      〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-24-11
      2015/10/20(tue)-10/25(sun)
      10時-19時(最終日のみ17時まで)

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        『フリーダ・カーロの遺品 -石内都織るように』の映画のこととか。


        この前、会社帰りに(それも酔ってる状態で)偶然、小谷忠典監督に会ったのと、フリーダの展示を見るために先週韓国に行ってきたのと、昨日Pさんとランチしているときに、Pさんが私の影響を受けてフリーダや小谷監督のことを見てくださったようで、監督がイケメンだと盛り上がったので書いておく。

        10年前、もう少し前かな、たまたまお店でフリーダの小さな画集を見つけて、そのまま購入した。
        その画集を見てから3日ぐらいうまく眠れなかったのを覚えてる。それぐらいフリーダの絵が私に与えた影響は強烈で、彼女自身の人生も壮絶だった。

        メキシコの女性画家、フリーダは幼いころに急性灰白髄炎かかり片方の脚が少し短く細いままというコンプレックスを抱いた状態で、18歳のときには路面電車とバスの衝突事故に巻き込まれた。
        骨は何十箇所も砕け、子宮には鉄の棒が貫通するという大事故。その為、彼女は一生涯コルセットやキブス、痛み、それに伴う手術、薬、モルヒネから解放されることはなかったし、妊娠しても流産や中絶をすることになった。
        彼女は22歳の時に、当時すでに世界的な有名画家となっていたディエゴ・リベラと結婚する。ディエゴは43歳。185cmで100kgオーバー、ヒキガエルのような容貌。おまけに女性関係は節操なく、特にフリーダの妹と関係を持ったことはフリーダを苦しめ続けた。
        心身ともに止むことのない「痛み」や「苦悩」「心の叫び」、常に死と隣り合わせの生活をそのまま絵にしたそれは、見ているだけで結構凹みます。

        メキシコで行った、ディエゴ・リベラの生家、フリーダ・カーロの生家、美術館。そこで知った、あの石内都さんがフリーダの財団からの依頼でフリーダの遺品を撮影していること。そしてそれを映画にして公開しようとしている日本人監督がいること。取材依頼をいただいたときに今までの点と点が繋がったのを感じて嬉しかった。

        自分の苦しみや想いを描き続けたフリーダ。
        強烈な絵と、その人生から「強い」イメージだったけど、フリーダがディエゴと暮らしていた「青い家」に行ってそれは変わった。
        彼女の私物の展示を見るとそれはよく分かる。ディエゴに届けるお弁当を包んでいたハンカチ。そこにはフリーダが一針一針刺したディエゴと自分の名前。
        台所の壁には鳩の飾りとともに大きく書かれた二人の名前。他の部屋にも二人の名前が書かれていたりして、なんというか、いじらしい。
        彼女の結婚生活は、端から見れば苦痛と苦悩に満ちたものに見えるし、実際に彼女はディエゴと一度離婚した。結局1年後ぐらいに色々条件を付けつつ復縁したのだけど、フリーダはディエゴにひどい扱いを受けながらも、それでも彼を離れられなかった。
        それはディエゴも同じようなものだと思う。ディエゴの女性関係も酷かったけど、結局のところフリーダもトロツキーだ、ノグチ・イサムだとかなりひどいし…。

        小谷監督の『フリーダ・カーロの遺品ー石内都織るように』では、そのタイトルの通り石内都さんがフリーダの遺品を撮影してゆく軸に加えて、フリーダの遺品から見えてくるメキシコの姿を追ったもの。
        フリーダの服用していた大量の薬や痛み止め、短い片足をカバーするための特注された靴、そしてフリーダが好んで着ていた大量のカラフルなテワナドレス。石内さんは、まるでフリーダがそこで着ているように撮影していく。そして、そのドレスや小物にはフリーダが自らの手で細かで丁寧な修繕を施してあり、フリーダの細やかな性格が伝わって来る。
        私の好きなフリーダにメキシコ、そして石内都さんの写真。自分が行った場所や好きなものが映画館のスクリーンに映し出されていく、というのも単純に嬉しい。

        フリーダの絵が好きか?と言われると、正直答えに困る。
        私にとって「好き」とか「嫌い」というのとはまた違う感覚。フリーダという人物に「引きつけられる」の方が近いかな。
        フリーダ関連の分厚い本にまだ手を付けてないので、近いうちに読み始めようと思う今日このごろでした。

        韓国でのフリーダ展についてはまた近いうちにでも…。
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          銀座で歌舞伎してみた。




          銀座での取材仕事のあと、次の予定まで時間があったので、目の前にあった歌舞伎座になんとなく近づいてみたら、なんと?1000からの価格表!
          私が見たのは、1時間半ほどで?2000の演目。映画館と似た感じとはいえ、演劇は生なので安いのかも…

          何度も前を通ってきたのに、そんなことは全く知らなかったなぁ
          ということで、諸国からの観光客さんたちとともに並んで入ってみました。

          一番安い4階席は、入り口も違って(階とか席ごとに違うのかな?)、歌舞伎座正面のかっこいい入り口からは入れず…。4階は自由席なので空いてる席に座ってくださいとのこと。

          演目は『落窪物語』というシンデレラに似た話。
          継母とその娘たちに縫い子をさせられてるおちくぼ姫が、その性格の良さと美しさから、イケメンの左近の少将に見初められ、継母たちの妨害にあいながらも結婚できました。めでたし。というもの。

          初歌舞伎で、なおかつ知識も持ってなかったので?500で音声案内を借りたものの必要なかったかな?と。
          音声案内の内容は、演目が始まる前にあらすじの説明があり、演目中は和歌の説明とか、役者が登場したときの名前とか、現代では使わなくなった単語の説明がときおり入る程度。

          歌舞伎の種類も内容も色々あると思うけど、思っていたより敷居はずっとずっと低くて拍子抜けした感じでした。
          昔の日本にも、シンデレラのようなストーリーが存在し好まれていたのも興味深い。
          都の姫たちは『落窪物語』を読んで「いつか私にも王子様が…」的な妄想を膨らませていたんだろうなぁ、と。


          また時間あったら行こーっと。

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            渋谷ルデコでポートレート展示します。



            8/25(火)から30(日)の11時から19時、(最終日は17時まで)まで、渋谷のギャラリー、ルデコ6FでGland Blue写真展でポートレートを展示しています。

            久しぶりのポートレート展示です。
            今回は、中学生のときに初めて読んだ、フランスの作家、ジャン?フィリップトゥーサン『浴室』から妄想を広げて撮影。

            モデルの小夜さんがめちゃめちゃ可愛くて、同年代なのにこの差は!?と思いつつ撮影させていただきました。

            期間中のルデコは、1階は魚住誠一さんの「ガーリッシュ・ポートレート写真展」
            2階3階はPHaT PHOTO写真教室の展示
            5階は立正大学現代写真研究部の展示
            と写真尽くしの状態になっておりますので、ぜひぜひ足をお運びくださいませ。

            写真は今回の展示では使わなかったアザーカット。
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              散る桜



              いつの間にやら知らぬ間に桜が咲いて散ってる

              晴れたり、雪が降ったり

              今年の桜も一瞬だった
              今年自体もきっと一瞬
               
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                桜散り、風邪をひいてた火曜日



                帰国した瞬間から花粉症にヤラれ、苦しんでいたら
                いつの間にやら桜が咲いて散り始めています。

                そして、花粉症とか低気圧のせいだと思っていたら
                結構ちゃんとした風邪をひきました。

                なのにやせなさそう。。。


                 
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                  東日本大震災の写真洗浄ボランティアに行ってきた




                  震災から4年。
                  今更ながら、東日本大震災で津波に飲み込まれ流された写真たちの写真洗浄ボランティアに参加させて頂きました。
                  参加させて頂いたのは、茅ヶ崎で活動されている「海辺のあらいぐま」さん。
                  気さくな千葉さんという男性の方が主催しています。

                  会場は茅ヶ崎の海の隣に建つマンションの見晴らしの良い最上階。
                  海を見ながら津波に飲み込まれ写真たちの洗浄をするのは、なんともいえない気持ちになります。

                  多少なりとも写真に関わっている中で、いつかは…と思いながら、もう震災から4年も過ぎてしまいました。
                  写真を洗浄したり、修復しても、その写真を撮った人、写っている人が健在なのか、その人たちがこの写真を見つけて受け取ることが出来るのかも分かりません。その方々の数えきれない想い出の集積を実際に目の当たりにするとずしっと重く圧倒されます。
                  写真と向き合う形がまたひとつ増えたな、と感じています。
                  また参加しに行きます。

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                    20150311



                    今年もこの日が来たなぁ、という気持ちと、正直なところ自分の中で少しづつ風化してしまっている部分があるのも否めません。
                    反対に、海に行くのが怖くなったり、野菜の産地を見たり、放射能という言葉に意識がいったり、海外に行けば震災のことを聞かれるのは日常でした。風化ではなくて定着した部分も沢山あります。
                    この日を迎えると「あの日」を思い出さずにはいられないし、これからもそうだと思います。

                    P5000さんのサイトで見た「海辺のあらいぐま」、神奈川県でできる写真洗浄ボランティアに行ってきます。
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